自由を与えられた大吾くんはすごい。
1週間、自分の好きなように、好きな頻度で、好きな内容で、ファンに向けたコンテンツを自由に作り出すとしたら________
そんな機会を与えられ、大吾くんが捻り出した案が"にしはったー"。
青いハトではなく、赤い"チワワ"。オマージュでもパロディーでもパクリでもないらしい。
そりゃそう。アイコンはマルではなくハートだし、アカウント名は青いハトでは実現不可能な@tens@iko_D5だ。
【西畑】というシンプルな名前に【堺市】というざっくりとした位置情報、そして【アイドル。AB型。】という端的なプロフィール。
【アイドル。AB型。】
…………………。ちょっとSTOP。
はァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(バカデカ幸せため息)
ご自身を形容する言葉、削ぎ落として削ぎ落として、削ぎ落とした先に出した解が【アイドル。AB型。】だってよ、信じられるか……?
1週間、正午のこんにちはから23時のおやすみまで、大吾くんが1時間おきに休まずツイート……じゃなくて二シートし続けてくれた日々の果てに、プロフィール欄の【アイドル。AB型。】がこんなにも最適な解だったんだと痛感することになる、そんな壮大なストーリーとして完結することになるとは思わず"AB型"の要素の濃度にゲラゲラ笑っていた開始当初がもはや懐かしいよ…………
〇ご褒美は最後に
始まりは愛しの大西流星くんのお写真に「こんにちは。」の一言を添えてスタート。この時はまだ、多くを語らず推しのビジュを見せつけたいだけのオタクのモノマネ?みたいな気持ちでゲラゲラ楽しんでいたのだけれど、2日目で丈くん……と続いた時点で私の中の名探偵コナンが「ん…?1日1人ずつメンバーの写真をあげていって最終日は自分の自撮りで〆るのでは。」と、一見自由なツイート……いや二シートの場に見えて、実はプロアイドルの手腕による徹底された企画力の上で成り立っている完成形のコンテンツなのではと震え始めましたよね。
その通りでした(完敗)
最終日は、企画が始まった12月10日から最終日の16日まで、1日1枚ずつ撮り溜めていた大吾くんご自身の自撮りを一気に大放出スペシャル。私たち"西畑担"が、だいごくんの写真はまだかな……まだかな……と指折り数えて最終日を楽しみに待っていた間にも、大吾くんは密かに準備をしてくれていたという訳です……(降参)
そんな余白までもとびきり愛おしい時間に変えてしまう大吾くんの丁寧な仕事ぶりに、感謝と尊敬を募らせる最終日でした。
〇平等な特別
ファンに対しては平等に接したいと、コンサートでのファンサービスやプライベートでの遭遇時などでは徹底してご自身の美学を貫く大吾くん。大吾くんが掲げる平等には、自分を"アイドル"として見つめ、お金を払ってその姿を楽しんでいる人の満足度に個人差や優劣をつけてはいけないというような意味合いがあるように感じる。
そんな中でも、美学貫き、適度な距離感を保ちながらも、大吾くんは自分に対して"特別"な感情を持っている対象に対してきちんと"特別"を添えるのが上手すぎる。
12月11日14:00の投稿で、どんな髪色に染めようか迷っていた大吾くん。
皆さんはどんな色が好み?
西畑担が好きな髪色にしたいよ。
『西畑担が好きな髪色にしたいよ。』
………………………
このコンテンツを読んでいるのは決して"西畑担"だけではないと、そんなことをもちろん大吾くんは知っているはずで、それでも自分の言葉を"特別"心の栄養にしようと画面にかじりついているのは誰よりも西畑担だって、きっと知っている(震)
『皆さん』と問いかけながらも『西畑担』のためだよと心でアイコンタクトする、なんかこっそり悪いことしてるみたいな気になっちゃう、あまりにも妙でさり気なくて優しい色仕掛けに骨抜きにされた人たちみんなで焚き火を囲んで座談会がしたい。
〇見るな!
だいごくん、青いハトを見るな!
・【求】【譲】を駆使。
・文末に(?)(圧)
・【にしはったー=哲学】
・丈橋の日常を綴るつぶやきが、ライブMCレポの温度感
・まず、『にしはったー』な時点で……
こんなにも青いハトのエッセンスを感じるのに、大吾くんは青いハトを見ていません。パロディーでもありません。赤いチワワは完全オリジナルなのです。
〇最高のエンディング
たのしいたのしい1週間も終わりか……と最終日12月16日21:00の楽しげなつぶやきを読んで、添えられた可愛い自撮りで喜びながらも内心しゅんとしていた。
仕事で嫌な気持ちになっても、今からこっそりトイレに逃げて携帯を覗けば大吾くんのつぶやきが更新され続けているんだろうなぁ…なんてことを考えれば、いくらでも元気もりもりで頑張れちゃったりした。
とれ関の時もそうだった。月曜が始まってしまう事を思い憂鬱な気持ちになるはずの日曜深夜を、寝る直前までやさしくたのしく過ごさせてくれた。
いざ終わってみると人間慣れるものだけど、終わる前はやっぱり寂しい。
そんな気持ちで開いた22:00の投稿。
最初、もう23:00だったかと驚いた。
あまりにもそれが、コンサート終盤の挨拶で、客席を見渡しながら語ってくれる温度感だったので。
少しでも笑顔に、元気に、頑張ろうと思えるきっかけになれていれば、よかったと感じます。
なっているよ……なりすぎているよ……。
始まりがあれば終わりがある。
でも、終わりがあればまた始まるかもしれない。
未来への希望を滲ませるな……(ありがとう)
それではラストの投稿をお待ちくださいませ。
まるで「それでは最後の曲です。聞いて下さい。」のように、1時間の恋しすぎる空白の時間へ宛てられた。
ヒィ〜〜〜〜〜と震えている間に、一瞬で23:00が来てしまい、慌てて開いた最後の投稿。
見た瞬間、勝手に「やっぱり」と心で言いながら泣けた。やっぱりね。やっぱり大吾くんはこれで〆ることを選んでくれるよね。って、誠に勝手ながら、まるでわかっていたかのようなへんてこりんな態度を取りながらちょっと泣けてしまった。
大吾くんがラスト投稿に選んだのは、可愛い自撮りでも、長文でも、動画でもなくて、"声"だった。それは多分、大吾くんと大吾くんを見つめ続けてきた西畑担にしかわからない絶妙なニュアンスの"特別"だった。
素晴らしい平等の中でも、さり気なく"特別"を添え続けてきてくれた大吾くんが、最後のとっておきのご褒美デザートとして"声"を選んでくれたことが本当に嬉しくて嬉しくて、解釈一致が過ぎて、全身感情だらけになってしまいましたね……。
"言葉"を大切にする大吾くん。その反面、時にはその大切な"言葉"によって悩んだことも、苦しんだことも、いろんな葛藤があっただろうに、そんな中でもずっと大吾くんの言葉が大好きで大切で心の栄養として求め続けてきた私たちのような存在を1秒たりとも置き去りにせず、自分の"言葉"を大切にし続けてくれた大吾くんにとても嬉しい気持ちでいっぱいです。
"声"で締め括られたラスト。寂しいかと思いきや、心も体も満たされぽかぽかの満タンになっていました……。
降参………やっぱり貴方には敵いません…………
はじまりから終わりまで、にしはったーの在り方も、それを見つめる私たちの感情の動かされ方も、何もかもこの1週間で生み出された物語が壮大すぎて、あまりにも綺麗に完結!とスタンディングオベーションのラストでした。
さすが、デビューツアー1st Loveの演出を手懸けただけある男。頭が上がりません。
〇大吾くんへ
毎日忙しいのに、1時間ごとにたくさんつぶやいてくれてありがとう。
想像以上にカレーを食べすぎていることとか、いろいろ知ることができてとても楽しかったです。
これからもお身体に気をつけて、楽しいことをたくさんして、大好きなカレーをもりもり食べて、体にいいものも適度に食べて、温かいお布団でねんねして、これからも元気に"アイドル"してね!
かわいいかわいい大吾くんに、カレーのCMが来る事を、心より祈っています。
〇サンタさんへ
さんたさん、いつもありがとう。
大吾くんのソロラジオください。
あまりにもカレーを食べすぎている大吾くんに、カレーのCMをください。
にしはったーを書籍化してください。
大吾くんが今日も明日も明後日も100歳になっても元気もりもりでいられるようにしてください。