いい加減にして欲しい。
なにわ男子がまた、名盤を生み出している。
私の今までの人生、ラブソングにはすぐお腹いっぱいになり、そこまで求めてこなかった。
昔から、人生がどうとか、人間がこうとか、日々の暮らしの話とか、夢の話とか、恋よりも愛とか、そういう大きな括りの中で音楽を聴くことが好きな私は、正直、わかりやすいラブソングを自らすすんで聴いたりはしなかった。
それなのになんで…………どうして…………なにわ男子と出会ってから何かがおかしい……。
なにわ男子が歌うラブソングはとてもわかりやすくて鮮度の高いものであるにも関わらず…………私の五感すべてを刺してきた…………………
そして常温の水のように体内に入ってきてスッと馴染む。
恋の煌めきと葛藤を歌う彼らから、自分と向き合う素直さと成長していく人間の強さが垣間見えた………
ラブソングを、恋に浮かれたひとりごとに留めず名曲へと仕上げるその作曲者・作詞者様方の業、それに加えて的を得た歌割り、歌手自身の人格や歌声に乗せる感情のまっすぐさが合わさって、最高のコンビネーションが生まれているのです!
語らせてくれ。(十分語ってるけど………)
○ハッピーサプライズ
我らが表題曲!冬の煌めきと人間の温かみが詰まったなんとも可愛い一曲。
はぁ……なんて幸せなことだろう……語らずとも『とりあえず聴いて!』と差し出せるMVが公式からご用意されているこの時代。
百聞は一見に如かずなので、とにかくこの温かみを人類皆体感して欲しいわね…と、これからなにわ男子と出会う予定の皆様のことを思い、勝手にホクホクしてしまうなど…。
MVで聴くことのできる1番も勿論素敵なんだけど、私は2番の存在がこの曲の核であり、グッと地に足つけて安心感と包容力で私たちを包んでくれるこの雰囲気の正体だと思っている。
忙しなく過ぎていく毎日が
時々怖くなるけど
思い出よりも未来の方に
目を向けていこう
たった数秒で、人間の漠然とした不安に寄り添い、受け止めながら、やさしく未来へ連れて行ってくれるんですけど………(涙)
なにわ男子の寄り添い方は本当に『無理矢理感』が一切ない。不安とか寂しさとか、そういう負の感情も否定せずまるごと包んでくれる。
西畑大吾くんが最近、ご自身のコンテンツで
感情に素直になって。
全部、自分が生きている証拠だと感じます。
と綴ってくれています。
そんな"人間らしさ"を認めて、包んであげられる人が歌う『思い出よりも未来の方に目を向けていこう』というフレーズ、背中を無理に押すのではなく隣で、同じ気持ちで歩いてくれる力強さみたいなものを感じてぎゅっとなりますよね〜……(涙)
○#Merry Christmas
はい、出た。クリスマスソング。
クリスマスソングって、良いじゃん。
ドキドキワクワクとした高揚感や街の景色の煌めき、それに加えて冬の寒さや人肌恋しさからくるセンチメンタルな感情、その全てが詰まった楽曲を"あの"なにわ男子さんが歌うんだからもちろん最高に決まってるじゃん(頭抱え)(息切れ)
ほら……
このキラキラとした雰囲気の中に、"真理"として心に刻まずにはいられないような歌詞たちが散りばめられているの、日々まっすぐな言葉を私たちへ届けてくれるなにわ男子さんが表現するクリスマスプレゼントの形として相応しすぎる楽曲……。
幼い頃のワクワクHoly Night
今になってもずっと変わらない
夢も希望もあの頃の気持ちで
ずっと持ち続けていこう
人生のスローガンじゃん………………
あの、本当にごめん。全編通してみんなの歌割りが最高なので本当はここでは語らずに留めておこうと思ったんだけど書かせてくれ。私の担当、西畑大吾さんの担う歌割りについて書かせてくれ。実際、これが書きたくてお母さんのお腹から生まれてきたみたいなところはあるので。
こちらの楽曲で西畑大吾さん、"祈り"の要素を託されすぎている………………(頭抱え)
雪に刻んだ僕らの足跡
星に願った いつまでも続けと
世紀の名曲"ダイヤモンドスマイル"でも『永遠に煌めけ』という祈りのパートを託されている彼。今回も『いつまでも続けと』とか歌ってくれている〜〜〜ねぇ〜〜勘弁して〜〜(涙)
数年前に雑誌で『自分が死ぬ瞬間を見に行って、逆算してそこまでにできることをやりたい』と語った大吾くんが声高らかに歌う"祈り"には、命の有限性を受け止めた上で希望を持ち続ける刹那的美しさを感じてしまいこの身一つじゃ受け止めきれないほどの感情で溢れてしまうじゃないか〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さらに、
僕らの想いは(全員)
溶けない(大吾くん)
『溶けないで』ではなく『溶けない』
はァ〜〜〜〜……担わせすぎ………歌割り担当の方……西畑大吾さんの生きる説得力に全てを委ねすぎ………西畑大吾さんに"祈り"を謳わせたい人が確実に存在しているなにわ男子ご担当者様各位……誰なの………一体誰なのよ………(涙)
すみません、一気にリミッター外れたので、これ以降、多分こんな調子でしか感想を書けません。
大吾くんの歌割りの話ばかりになったらすみません。ここは私の家なので。新鮮な"今"の感情でしか殴れないタイプなので(開き直り)
○Flower in the snow
なんかごめんなさい。冒頭で『恋の歌、興味無いから』みたいなスカした態度取ってすみませんでした。マジで好きでした。私、間違えてました。恋するなにわ男子ちゃんの無邪気な姿を耳から味わう時間が何よりの幸せだってこと忘れてました。なんかすみません。これじゃん、この世の幸せって。ハハハハハハハ………マジで、恋の歌最高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(手のひら返し)(ズコー)
キミを待たせたくはないと
かなり早めに着いた駅を 上書きして待つ
かっ、かわいい〜!!!!!!!(悶絶)
想像してご覧よ………張り切って超早めに駅着いちゃってるなにわ男子ちゃんを………可愛すぎてこの世の宝だろ…………
もっと近付く口実が
たくさん見つかるこの季節が
とても好きなんだ
"冬"が好きな理由、可愛すぎるし素直すぎる。
こんな素直な歌詞を、無邪気な歌声で歌う大吾くん………あれ……さっきまで壮大な"祈り"を担っていた方ですよね………?あまりにも無邪気で、少年のよう………。でも、どちらも濃すぎるくらいに"大吾くん"なのよね……(また大吾くんの話ばかりしてる)(私の事だから仕方がない)
もう少し(あと少し)
一緒にいたいよ
大西流星くんのまっすぐな歌声が、素直な感情を届ける歌詞に似合いすぎているって(降参)
いやらしさが全くない、どストレートな気持ちを、解像度100000000000で人々に届けるの上手すぎるって………最高にアイドルだって…………
ちょっとこれ、終わらないな………
○冬がくれたたからもの
なにわ男子さんの歌う日本語、音の鳴り方が可愛すぎる。
日本語を1音1音大切にハッキリと歌ってくれるので、裏で鳴ってるリズムと一緒にどストレートに心に入ってくるよね………
そしてこの曲、ユニゾンはサビだけ、他は全てそれぞれのソロパートが順番に連なって構成されている楽曲。もう、対話じゃん……………。
あまりにも、あまりにも、それぞれに振り分けるのがこれ以上にないほどの正解みたいな歌割りになっていて、たまんない。この話、多分、次の曲の感想でもしつこいくらい言いますので、その節はよろしくお願い致します……。
~以下、ウルトラスーパーハイパー西畑担タイム~
二人はじめての冬
なにかが変わる気がする
見つめ合えば 大事なこと
またひとつ わかったんだ
まただ………西畑大吾さん……また未来を見つめて希望に思い馳せるパート担ってる…………………………説得力の塊の人に『なにかが変わる気がする』って歌わせたくてにやにやしながら振り当てた大人が絶対にいる………………………(左胸に手)
○One Pocket
苦しい………男の子側から失恋を歌われるの………超苦しい……………………ごめん……本当にごめん………(誰?)
さっきまで『この季節がとても好きなんだ♡』って元気に無邪気に歌っていた男の子たちが、
冬はやっぱり苦手だよ
ひとりじゃ凍えてしまう
と歌うことになる。
この恋の物語……一筋縄ではいかない人と人の関係性……なにわ男子ちゃんのまっすぐな歌声に乗せて届けられるから余計響くよ………
この曲に関しては、先程の冬がくれたたからもの同様、あまりにもそれぞれに割り当てられた歌割りが的確すぎる。
一人ひとりとのありもしない思い出がまるで事実のように浮かんできて、私を刺す……。
本当は全員分の歌割りについて触れたいんだけど、ちょっと、そんなことしたらハリーポッターくらい長編になってしまいそうなので、渋々厳選して触れます……でも……全員良すぎるの……一人ひとりとのありもしない思い出が苦しすぎる………………(限界オタク)
微かに聴こえた キミのため息
理由も聞けないまま 握り返した
手のひら離したくない
……………………………(噛み締め)
なんかもう本当に高橋恭平くん……どうする?どうしよう………情景が浮かびすぎて怖い………。いい意味で喋り声が反映されたような歌声で、それでいて伸びやかで。素直になれず、その場で理由は聞けないし、でも自分何かしたかなってぐるぐる考えながら、咄嗟に手を握る恭平くんの切ない表情が鮮明に浮かんでくる……。本気で素晴らしい歌手だよ。高橋恭平くんの歌声は、日本語の鮮度をより上げる宝物だよ…。
隣に誰もいない ぼくの足跡
やっと降りだした 雪のカーペット
この寂しさも消して
あ〜〜〜もう道枝駿佑くんそうやって……(涙)貴方のピュアさと、ピュアさ故の不安定さは、すぐそうやって寂しさや切なさを滲ませてくる…………(涙)寂しい気持ちの時ほど、周りの雪景色がきらきらと美しく見えて、悔しいほどに美しく見えちゃって、身も心も委ねたくなるような感情を声色で表現するの上手すぎるよ……。持って生まれた性質なのかな……。
ポケットで分け合った ぬくもりたちは
色褪せながら あの日に消えた
それでも今も…
言葉にならない……………………………………。
西畑大吾さん……向き合いすぎ……悲しみと向き合いすぎ………向き合った上で「それでも今も…」だなんて……今の自分の感情をきちんと認めて受け止めすぎ…………(涙)
やはり、大吾くんの醸す切なさと揺るがない説得力に託すべき歌割りってもんを、作る側の方々が既にわかってしまっているのが強すぎる。
適材適所が過ぎると思う。
信じられる。
ダメだ……これだけ長文なのに語り足りない
○君に恋をした
私はこの名盤『ハッピーサプライズ』計6曲をまとめて聴く時、いつも最後の曲としてこの"君に恋をした"を聴いて〆ます。
ひたむきな恋の物語のエンディングに相応しい、自分の気持ちに素直になった男の子たちによる壮大な愛の答えだよ……
恋をしていました 気づけば君でした
君が好きだ 君が好きだ その言葉が…
伝わるかな?伝えたいんだ
キミじゃなきゃダメさ
夢だけじゃなくて もっとそばにいたいよ
雪が綺麗って 笑っていたいよ
普段から、回りくどい言い回しなどは一切せず、まっすぐに、でも思いやりを持って言葉を大切に厳選しながら、ご自身の想いをファンに届けてくれるなにわ男子のみんなが歌うからこそ、この歌詞のまっすぐな魅力が鮮度を失わずに胸に届く。
言葉を大切にできる人が届ける歌の力は本当にすごい。
なにわ男子が歌う恋には、言葉の大切さや自分の感情を認めることの大切さが詰まってる。
なんかマジで冒頭、調子に乗りすぎてすみません。
『ラブソングは苦手』そう言って突っぱねて、ロックバンドに溺れる、そんな高校生だった10年前の私が聴いたら、なにわ男子の曲はどんな風に聞こえるんだろう。
私が大人になったのか、それとも、そんな高校生にもスッと馴染むのか。
そんなことはわからないけど、このまっすぐな言葉の温かみをまっすぐ享受できる今この時に、なにわ男子と出会えたこと、とても強運で幸せだな〜と、心から思います(噛み締め)
そして私は、
今作があまりに最高なので、CDショップを訪れる度に脳死状態でハッピーサプライズを買っている。『この人に聴いて欲しい!』という一種の欲求を満たすために、いつ誰に『なにわ男子気になってる』と言われてもいいように備えている。
こんな自由が効く人生いつまで続くか分からないけど、今を楽しんでおくのもまたいい選択。