昔々あるところにエジプトに骨を埋めたヲタクがいました。
こんばんは。ナイルキアです。
すみません。これから「工藤遥ちゃんの演技が凄すぎる」という話を休憩挟まずにノンストップで30時間ほどしてもよろしいでしょうか?
はい!
行って……あ……逝って参りました。
舞台『ファラオの墓』6月10日昼公演〜太陽の神殿編〜、夜公演〜砂漠の月編〜、そして……あ…ウウッン!
とりあえず感想言わせて。
工藤遥さん、本当に凄い。
これ。
「また出た出たガチ恋」「いつもおんなじようなこと言ってるよね」「聞き飽きたわい!」とか言わないでください黙って私の話を聞いて。
いいから私の話を聞いて。今回はそういう問題じゃない。いや……いつもそういう問題じゃないんだけど……今回は特にそういう問題じゃない。(どういう問題)
本当に凄いんだ。いや、いつも凄いんだけど。(終わらない)
〜突然始まるっ!10日を振り返ろうのコーナー!〜
【昼公演〜太陽の神殿編〜】
《はるサリオキス編》
一言で言うと「サリオキス(updated)」
え……ちょ………なんかめちゃくちゃ強くなってるやん……。そう、なんかめっちゃ強くなってました。(感想が小2)
4日観た時に「やっぱりはるちゃんは自然な演技で劇中に違和感なくサラリと入り込むのがとっても上手だなぁ……」って痛感したんですけど、今回はそれにプラス!圧倒的主人公気質の工藤遥ちゃんのポテンシャルがついに大爆発といった感じで存在感が5倍増し!完成されたサリオキス王子がそこにいました……!生まれてきてくれてありがとう!!!!!!!
強くてかっこいい王子という一面はもちろんのこと、「今までエスターリアでは周りの人々にたくさん愛情をもらい、頼りにされ、満たされて生きてきたんだろうなぁ……」と感じてしまうほど純真で人を信じやすい、そんな心優しい一面を繊細に表現するのがとても上手で。この表現、工藤遥ちゃんの演技力はもちろんのこと、工藤遥ちゃんの生まれ持った素質も演技に表れているんじゃないかなぁ……と思いました。はぁ…………とんでもない娘。
(ひとくちメモ)
・アンケスエンから掛けてもらったピンクの布に包まれすぎている
・剣をしまう仕草がぐぅ男前
・倒れているときのお顔が綺麗すぎる
・奴隷衣装のズボン
【夜公演〜砂漠の月編〜】
《はるスネフェル編》
大変です。スネフェル様のナルシシズムが大噴火。
4日に観たときは割と「はるスネって冷めてるなぁ……冷血。」みたいな印象で。まぁそこにゾクゾクっときてまんまと虜になってしまったんですけど……。
10日夜公演のスネフェル様は、冷血且つ己の美に酔いしれて民衆をまるでゴミのように見下すナルシシズムの塊で。自己陶酔しきった表情……最高にお狂いになられてたなぁ……。これが…この感じが最高に拗らせるんです聞いてください私の話の続きを。
暗転中の芝居もまぁ細かくて。もはや「これ……本当にお芝居なの?」と疑い始める始末……。つむじから足のつま先までスネフェルに身体を貸した工藤遥凄すぎる。
そして……圧巻のクライマックス……
幕が開いてスネフェルが登場した瞬間、私に見えたもの。それは
「耳」
髪の毛を………右耳に……お掛けになられて……る……(死)
そのビジュアルの美しさに軽率に殺されたのはもちろんのこと、今まで髪の毛に隠されていた部分の表情が剥き出しになったことで、より狂気染みたスネフェルを感じることができて、「ここ……こんなに恐ろしい目をしてたんだ…」と目の演技をじっくり堪能できたり、愛する人を失って自制心がぶっ壊れたゆらゆらと不安定な表情の変化を見ることができて私の体からは水分が消え無事骨となりました。工藤遥、凄い。(何回目)
個人的萌えポイントは、
・「女の着るものは窮屈でいけないなぇぁあ」語尾。
・「ルーぅぁ。帰るぞぇぁ。」語尾。
・取り乱すナイルキアにかける言葉「落ち着け……」が優しすぎる。
・激しい貧乏揺すり
・「邪魔したなアンケスエン」言い方。
・歩くたびジャラジャラ音を鳴らす装飾
・耳
こんな素晴らしい2公演を観劇出来て、私の心は満たされていました………。
ヲタク仲間みんなに「今日はありがとう………楽しい1日だった……また秋ツアーで会おう……」と別れの挨拶をして回り……私は宿に帰りました。
宿の大浴場の更衣室。明日は12:00発の飛行機で早々と帰るわけだし早く風呂でも入って寝ようと思いコンタクトを外し、化粧を落としながらふと「もう私は演劇女子部のはるちゃんを見れないの………?」「男役はもう見納めなの?」「ねぇどうなの?」『明日の千秋楽は?』といろんな感情が湧いてきて……え……?明日の千秋楽?
「明日の千秋楽か。」
気づいたら私はファミリーマートにいました。
何円支払ったかは秘密。
嗚呼……お許しくださいお母様……私は大馬鹿者です……欲望に負けました。
乗るはずだった飛行機をキャンセルし、夜の飛行機を取り、チケット販売サイトでまぁまぁ高いチケット(昼公演大千秋楽砂漠の月編)を落札。自分が怖い。
ローヤル珈琲店でおいしいモーニングを優雅に食べ、あまりにも仕事が不安で池袋のレンタルピアノ店で1時間ピアノの練習をしてから(真面目か)………行ってきました。
大千秋楽!!
ほんと何してんのって………。
自分何してんのって…………。
【大千秋楽〜砂漠の月編〜】
「女優・工藤遥万歳」
私の愛した女・工藤遥ちゃんが何処にもいなかった。そこにいるのは私が愛した男・スネフェルだけ。いや本当にふざけてないからやめて。聞いて。一回聞いて。
さっきも書いた通り、昨日(10日)のスネフェルはナルシシズムの塊だったんですよ。それはそれで最高なんですけど。
今日の千秋楽は、本当に「工藤遥の憑依型演技の完成形を見た」という感じで。
登場シーンの表情、孤独・狂気・ナルシシズム・絶望・暴力性のバランスが最高で……!こんなに人の顔見てゾクゾクしたのは初めてでした。無理。
工藤遥の面影は何処にもなくただただ愛に飢えた哀しい暴君がそこにいました。
圧巻。どうしよう突然語彙が消えた。(ヲタクによくある症状)
結構前の話に戻るけど、私は砂漠の月編のスネフェルを心から愛してしまったんですね。水を飲んでいる時、ご飯を食べている時、アンパンマン体操を踊っている時…どんな時でも思い出してしまうほど愛してしまったんです……。(笑わないでください)
でも「スネフェルを演じる工藤遥ちゃん」に恋をしたわけではなく「私が愛したスネフェルを演じているのは工藤遥ちゃんだった」っていう……そういうことなんです……。
工藤遥ちゃんは芝居中、自分を消すことができる人
この秋モーニング娘。を卒業して、本格的に女優の道に進むという決断は、正しかったんじゃないかと私は思う。
「そんな寂しいこと言うな!!」と思う人もいるだろうけど、あんな芝居を見せられたらこの才能を活かせる場所にどうにかして連れて行きたいと誰もが思うはず。
今回の舞台、はるちゃんにとっては最後の演劇女子部だってこともあって、正直最後の挨拶ではるちゃんボロボロ泣き崩れるんじゃないかなぁって想像してたんだけど、はるちゃんは案外ケロッとしてて。どっしり構えてまっすぐ前を向いているはるちゃんの背中を今まではるちゃんが演じてきた役達が抱きしめているように見えました。沢山経験を積んで大好きな芝居を極めていった工藤遥ちゃんは本当に強くてかっこいい人間だなぁと思います。
工藤遥ちゃんの女優としての明るい未来をこの目で見て感じることができて私は幸せでした!!!!!!!凄く輝いていた!!!!世界中に自慢したいよ!!!!!!「わたしの推しはこんなにお芝居が上手なんだぞ」って!!!!!
座長工藤遥ちゃん、本当にお疲れ様でした。
モーニング娘。'17さん、素敵な舞台をありがとう!
大変。もうスネフェル様に会いたい。
昔々あるところにエジプトに骨を埋めたヲタクがいました。
ロス。