ハラハラドキドキ!『遠征はつらいよ』
私の人生が一旦終わった日、12月11日から1ヶ月が経とうとしています。
12月12日以降、食欲もなく、何を食べても味がしない、物欲もない、笑えない、眠れない、このような日々が続き、なんと10キロほど痩せてしまいました……。と言いたいところですがそんなことはなく、止まらない食欲に踊らされ友人とステーキ食べ放題へ行き、家でははるちゃん関連のDVDを見ながらおやつをボリボリ。正月にはお雑煮を元気におかわり。街へ出ればコートを買い、香水を買い、DVDを買い、イヤリングを買い、指輪を買い、化粧品を買い、イーラインナップの支払いで諭吉二人を手放すなど、余生を謳歌しています!
さて。
2017年4月29日、100万ドルの夜景よりも10カラットのダイヤよりもインドカレーよりもスープカレーよりも大好きな工藤遥ちゃんが卒業を発表してからというもの、私は「北海道に住んでいる者」なりに忙しくいろんな現場にびゅーんと飛んで、行きました。自分の欲望に素直に生きた場合、1回の遠征に費やす費用の総額、平均は7万、最低でも6万、最高だと15万程です(安めの海外旅行行ける)
何回行ったかは……恐ろしくて書きたくありません。
楽しい楽しい遠征。
その度に私は、なんかしらあるんです。
唐突ですが私、アホなんです。
遠征慣れしていない人間・私が、理性をぶっ壊して駆け抜けたこの半年間で起こした珍事をここにまとめて、数年後にクスッと笑えたらいいなと思います。
・北海道、九州、四国、沖縄、その他離島、海外在住の方
・これからたくさん遠征したい方
・今年推しが卒業する方
・アホの方
上記の条件すべてに当てはまる方のみ、参考にしてください。
~仙台、タクシー事件~
はじめに言わせてもらうが、これは私がアホだから起きた事件ではない。運転手がそりゃもう信じられないほどにアホだったのだ。金返せ!!(情緒不安定)
インスピレーションの仙台公演終わり、ヲタクの友達3人と宿に向かうためタクシーを捕まえました。
「ホテル○○までお願いします。」
「ほえ。そこ知らんな。住所あったら行ける。」
「住所は○○○です。」
「よーしナビに入れて〜ナビで行こう〜はーい。」
「………。」
死ぬほど不安。おい……大丈夫か?眠いのか……?大丈夫か……?
「あれ〜〜わからないなぁ……」
「あの…ナビは……」
「わからない」
やべぇ……やべぇやつを捕まえてしまった。
私は携帯の経路案内ナビでホテルの名前を入れて検索……すると、
「あのすみません運転手さん、逆です。」
「え〜〜。あらすみませんねぇ。」
運転手は5分近く、目的地と逆の方向へ走っていました。助けてくれ。
「え〜〜わかんないな。ここかな。暗くてわからないな。」
もう…下ろしてくれ。
結局私の携帯のグー○ルマップさんのナビにお世話になり、宿へと到着しました。
さすがに逆走していた分や、ぼーっとしていた分値引きしてくれるだろう……してくれなくても謝罪の一言くらいあるだろうと思っていましたがまさかの「なし」!!!しかも深夜割増で信じられないほどの高値!!これでピンポス何枚買えるんだ!!!
人に対して直接怒ることのできない私とお友達は、大人しくお金を払い、タクシーを降りました。
タクシーには、ご注意ください。
~東京、リュック置き去り事件~
6月10日、ファラオの墓を観に行った時のお話です。
私は工藤遥ちゃんが砂漠の月編で演じるスネフェル様に恋をしてしまいました。スネフェル様は冷血非道のくせに繊細で…愛する人の前では甘い(長くなるので割愛)
終演後、ヲタクの友達とスネフェル様のナルシシズムについて楽しく語り合いながら某ゼリアへご飯を食べに行きました。
美味しい食事、楽しい会話、幸せな時間もあっという間に終わり、店を出て池袋駅で切符を買おうとしていたその時!
「まってなんか軽い。」
「なぁに」
「リュックが………ない!!!」
「え?!」
アホです。死ぬほどアホなんです。
大切なものはすべてその時持っていたトートバッグに入れていたのでまぁ大丈夫だったのですが、リュックの中は宿泊の必需品がごっそり入っていたのです。困る………無いと困るよ……。
一緒にいたヲタクのお友達に一緒についてきてもらい……某ゼリアへ取りに行き……リュックは無事でした。
いや…いくらスネフェル様に夢見心地だったからって…大きなリュックを店に忘れるなんてお前…ないぞ………。自分にドン引きした日でした。
恋煩いにはご注意ください。
~大阪、ビジネスホテル事件~
10月8日、ZDA終わりに泊まった格安ビジネスホテルのお話です。
私は今まで遠征の宿をカプセルホテルや24時間営業の大浴場にしていましたが、その日はお気に入りのカプセルホテルが満室で、仕方なく空港近くのビジネスホテルを予約しました。ビジネスホテルに1人で泊まるのは初めて。ちなみに、私はおばけが嫌いです。
ホテルに着くまでは「よぉ〜し!今日はちゃんとした部屋でのびのび眠れるんだ〜〜!お風呂も独り占めだ〜!」とるんるんだったのですが、いざ到着すると、
「まって……めっちゃ古い……なんか……入口に変な彫りの深い男性をモチーフにした置物とかある………怖い……サイトで見た雰囲気と違う。」
早速心細くなり恐る恐るチェックイン。エレベーターの中では目をつぶり、部屋へと向かいました。
部屋の中に入ると、
「まって……めっちゃ嫌な位置に鏡あるやん〜〜〜〜〜。」
ベッドの隣に鏡貼るの…やめてくれって言ったじゃん……(いつ)
「まって……めっちゃくさい……なんかおじいちゃんのタンスの奥底みたいな臭いする……」
ごめん。なんかおじいちゃんdisってるみたいになってしまったけど違うよ。誤解!!
めっちゃくさくてさらに怖さ倍増。
あまりの怖さに布団に潜り込みましたが、
「まって……布団めっちゃくさい…。」
逃げ場がありません。
大の大人が泣きそうになりながら「早く朝になれ……朝になれ……」と怯えて丸まっていると、気づいた時にはアラームが。
「まって。風呂入ってないし顔洗ってないのに朝になってる。」
最悪です。(不幸中の幸い→コンタクトだけちゃんと外してた)
みなさんもいろいろと………ご注意ください。
~大阪、コメダのサンドイッチデカすぎ事件~
11月19日のお話です。
シリアルイベントのグッズ列にヲタクのお友達と並ぶ約束をしていた私。早起きしすぎてしまって待ち合わせ時間までまだまだ時間がある。どうしよう。
「そうだ、コメダへ行こう。」
私、密かに一人でコメダ珈琲に行って優雅に朝食食べるのが夢だったんです。ついに!今日だ!と思い、宿にしていた健康ランドの近くにあるコメダ珈琲へ行きました。
初コメダ珈琲。
いい物食べたいと、美味しそうなたまごサンドを注文しました。
出てきたたまごサンド。
えっ……めっちゃ美味しそう……やったー!!!でも、多すぎる。冷静に考えて多すぎる。ただでさえこれからはるちゃんに会うワクワク感で胸がいっぱいなのにこんな量のたまごサンド食べれない。
とっても美味しいたまごサンドだったのに、泣きそうになりながら食べました。アホか。
頼んだ私が、どアホ。
でもとっても、美味しかったんです。
アホが失礼な真似をして申し訳ありませんでした……。
ちゃんと自分の胃と相談して注文しましょう。
~渋谷、腹痛事件~
12月10日、はるちゃんの卒コン前日のお話です。
ヲタクのお友達と渋谷で遊んでいた時、私は突然の腹痛に襲われ……トイレを求め始めました。
優しいお友達…みんな協力してトイレを探してくれましたが、
「まって…。渋谷のトイレ……プーさんのハニーハント並に並んでるじゃん…………」
絶望しました。
その後もお友達に迷惑をかけ…トイレを探したもらい……ようやくトイレにたどり着くことが出来、事なきを得ました……。
それから「どうして私はこんな腹痛に襲われたのだろう……風邪も引いてないし……変なものも食べてな……あ!」
私はその日の朝4時頃、あまりの空腹で突然目が覚め、寝ぼけながらリュックの中に入っていた激辛あられを1袋完食したことを思い出しました。それだ!!!
救いようのないアホ。
よい子の皆さんは絶対に真似しないでください。
多分まだまだ珍事件はあったようななかったような……。そのくらい、私は、アホなんです。
でもこの半年間本能のまま生きてみて…楽しかったなぁと。こんなアホなことする機会も減るのかなぁ……なんて思うと少し寂しいですね。
工藤遥ちゃんがハリウッド進出した場合、海外遠征も視野に入れている私はとにかく!海外でスリに合わないように!詐欺に合わないように!今から入念に準備しておく必要がありそうです。